高齢出産夫婦の家づくり

40手前で子供を産んだ人が家を建てます

家づくりで重視したこと

 家を作るときに、我々夫婦がまず気にしたのはもちろんコストです。

 次に重視したのは、実は耐震等級でした。

 まだうすぼんやりと家のことを考え始めた時、どういう家がいいかというのは具体的には思いついていませんでした。で、A社はぼんやりと「地震に強い家が作れます」と言ったのに対し、B社は「わが社は基本耐震等級3で作ります。コストのために木材を削って耐震等級を下げることはしません」と言い切りました(私はここでも、B社の信念のようなものを感じ取れてB社がいいなぁと思ったのですが……)。

 耐震等級、というものを知った夫は、コストの次に耐震等級3の家を建てたい、と思ったようです。

 東海大地震が来たらおそらく甚大な被害を受ける地域に、我々夫婦は住んでいます。実は、義両親に「家を建てるのなら、地震が来て自分たちの家がつぶれても寝泊りできる部屋を作っておいてくれ」と言われたので、夫は地震に強い家を作りたかったようです。そうでなくても、数年前に震度5弱の地震が来た時に、夫実家は瓦が一部崩れて修繕した過去があり、それがずっと引っかかっていたようです。

 家づくりブログを見ていても、あんまり「地震の強い家にしたかった」という文章を見ないんですよね。だから、珍しいのかも。

 耐震等級について少しぐぐってみても、地盤が弱いと耐震等級3をとっても意味ないとか書いてあったりして、夫ともコストをとるのなら耐震等級はこだわらないほうがいいのかも……と頭を悩ませましたが、結局やっぱり耐震等級3を取りに行きました。

 家づくりブログを見ていて、とても自由度が高くて、センスのある素敵な家ばかりだなぁ、うちはなんでこんなんなんだろ? と思ったのですが、考えてみたら耐震等級3をとるために自由度が少ないのでした……。たとえば2階と1階の壁と柱をできるだけ同じにするとか、なるべく正方形で総二階に近い形にするとか。

 耐震等級3にするには、構造計算で耐震等級3になるような間取りにし、申請を出す必要があるそうです。計算と申請はもちろん費用がかかります。いくらなのかよくわかんない……。でもちゃんと書類をくれるそうです。耐震等級3になると地震保険が半額になるとのことで、そのメリットも含めて耐震等級3を取りに行きました。ところでこれって恒久的に半額なのかな。だったら地震保険が10年ごとに更新だから結構大きいよね。ちなみに我が家はAIUです。外資だと地震保険安いとのこと。国内だと大きい地震がたくさんあったから地震保険の金額が上がっているんだそうです……。