高齢出産夫婦の家づくり

40手前で子供を産んだ人が家を建てます

何をもって「ローコストハウスメーカー」とするか

 

 私たちが家を建てる際に一番に優先したのはコストです。だからローコスト住宅メーカーとうたっているハウスメーカーを選びました。私たちの場合ですが、ド標準で行けば坪単価27万切ってました。上物だけの値段を純粋にみれば、です。

 実際は、オプション入れたり雑費がかかったりで、結局「普通に建てるよりちょっとは安い」くらいの坪単価になってました。

 

 こだわりが全くなく、メーカーど標準のみの装備で総二階の家を建てれば、確かに安くは済むんですよね……。

 

 耐震とか躯体のクオリティを手抜きしちゃまずいわけで、そのあたりはおそらくそんなにメーカーによって差はないと思います。もちろん、鉄筋と木造と比べたら鉄筋に分があるんでしょうが、構造計算やってるんだし、多少の地震で崩れるってことは、ローコストハウスメーカーであろうがそうそうないはずです。つーか多少の地震で崩れたら国から指導入るだろうし……。

 じゃあどこが「ローコスト」になってくるのかっていうと、住設のグレードや標準設備のしょぼさになってくるのかもなあ。

 他の有名どころを見ると、どうもやっぱりグレードが中くらいのが標準仕様なんですよ。調べたり話を聞いて、有名どころは建築棟数も多いから仕入れをたくさんできるからグレードが高くても値引きがきくらしいということを知りました。それなりのメーカーだと、やっぱり下位グレードや、下位と中位のグレードをビルダー向けとうたって標準仕様にしているわけです。

 だって有名どころで建てた人のブログなり見ると「標準はクリンレディです」「L.C.にしました」とか書いてあるんですよ。なんでって思ってたんだよねぇ。上位グレード選んだんだお金あるなーって思ってたらメーカーの標準が上位グレードだったっていうね……。うちんとこが標準で選べる洗面台なんかズコーだよ……。それに住設のメーカーが縛りがある。要するにサンウェーブとかEIDAIのキッチン入れたいってなってもだめなんです。無理なんだって。

 あとは、クロスとか建具とかも標準が一番低いグレードとかさ。我々んとこはそうでしたよ……。クロス……いろんな人の記事を見るとサンゲツのFEとかじゃん。うち、オプションだもんそれ……。あとはLIXILのファミリーラインパレットとかさー……。うち? ラテオですよ……。

 ここが「こだわりが全くなくて」てところですね。キッチンなんか使えればいいとかトイレなんか流れればいいとか、扉も閉まればいいとか壁紙貼ってあればいいとか、そういう人向け。あとは考えるのイヤーとかさ。そういう人は、ローコストハウスメーカーで坪単価安く家を建てられるんじゃないかなーと思います。

 

 要は「ローコストハウスメーカーは住設や内装がちょっと下」ってことでした!! おわり!

おいコラ営業

 先日、現時点ではっきりしている商品の見積もり(実質カーテン・照明・外構以外)をきちんと出してもらったのですが(融資の審査のため)

 

デリシアの金額が入ってねぇええええ

 

 しかも、以前「7~8万で買えますよ」的なことを言われたのに、改めてチラシを見返してみたら実際税抜きで¥118,000てなってるじゃねえか!!!!! うそつき!

 (後日追加:もしかしたら、IHコンロ→ガスコンロが標準だと-¥50,000だから、約12万から5万引いて7、8万て言った……のか……?)

 

 他にもちょいちょい「これってどういうことよ?!」って明細がある。たとえば、2階の寝室が広いので将来的に分けることも考えて下地を入れるかってのがオプションだったんですけどやめたんですね。でもこれが入ってるくさい。あと、カップボードは標準のものを選んで、さらに半分なくしたから減額されててもおかしくないのに、カップボードがオプション扱いになってる。

 こういうことあるとすぐ聞きたくなるんですけど、あと少ししたらまた打ち合わせがあるのでそのときに聞こうと思います。それまで我慢だけどイライラするよう……。

 

 先日、「今まで信用してないなんて言ってすまんかったこれから「さん」つける」って書いたばっかりなのにこの始末ですよ。「さん」つけるのやめるわい!

(リアルにはこんなこと言えないのでせめてここで悪態つかせてくだちい……)

目指すインテリア

 どういう感じの内装というかインテリアにしたいかというと、ナチュラルモダンです。

 たぶん。

 

 よくわからないんですよね、自分の好きな傾向が。

 ナチュラル系をゴリゴリやりすぎるとウヘェってなるんですけど。ホワイトとかベージュとかが中心で明るい色の木の建具とかだとねー、あれ、超ありがちなんで、すっごく上手にやらないともっさりというか、あーがんばったんだけどコテコテだねとか少女趣味だねとかになっちゃう気がする。

 インダストリアルもまぁ嫌いじゃないけど、ちょっと違うかなぁ。男前系も、色味は好みです。最近のファッションの傾向も、甘辛MIXみたいでミリタリー系が流行ってて、あれのカーキ(本当のカーキ色って黄土色らしいけど、ファッション業界で言うところのカーキね)が好き。カーキとネイビーの組み合わせ大好きなんだけど、あれをインテリアでやるのはすっごく難しそうだなぁ。

 シンプルモダンとか塩系だと、あれも上手にやらないとただの地味になっちゃうし。

 北欧系は、嫌いじゃないけどナチュラルモダンみたいな感じで、素敵なんだけど流行だからありがちで、上手にやらないとエセになっちゃうしなぁ。

 

 今住んでいる場所の近所に、ナチュラル系の外観の家があって、すっごく好み。白系のサイディングにメープルぽい色味のドアがあって、門前のシンボルツリーが明るい木緑の葉っぱで。あれいいなって思ったんだけど、私がもしあんな感じにしたいってなったらあれそんまんま真似ちゃいそうで怖い。

 というか、ナチュラル系みたいに、白に明るい木の建具を合わせますーていうより、白系の内装にところどころダークブラウンの建具や家具がアクセントで入ってるのが好きみたいです。と色々模索して気づいた。

 できたらそうしたいんだけど、まぁインテリアって難しいよね。

 

 実はカフェ系ぽいのが苦手だったりします。なんでも白! ホワイト! みたいなの。目がしばしばする(笑)窓枠とかの建具が白なのが苦手みたいです。だから逆の考えで、窓枠がダークブラウンとか黒が好きみたい。そうです前述していますように現在の賃貸のカラーリングです……。

 あと、最近流行のエイジング加工が……暗めの色のエイジング加工ならまぁかっこいいね、でいいんだけど、白系のエイジング加工が特にちょっと……。折角新品ぴかぴかなのになんで経年劣化モドキにするんだろうとちょっとわからない。いや、本当の経年劣化の色味は好きなんです、色を塗るときにわざとそうやって加工するのが、……それって欺瞞じゃん……とか思ってしまう。本当にすいません。でもこんなこと言って、本当の経年劣化とエイジング加工を絶対見分けつかない自信がある(笑)

 昔、「エイジング加工するのってよくわからん」って呟いたら「えーあれがいいじゃん」という人がいたので、本当に人それぞれですよね。

 

 というか、どんなインテリアでもやりすぎるとゴテゴテするなぁという印象です。そりゃそうか。センスって、足し算は簡単だけど引き算するの難しいですよね。特に私はホームセンターで買った適当なラックにゴチャゴチャものを詰め込むのが得意なので、新居ではセンスの無さを存分に発揮しないように頑張りたいです。

ドアと巾木と廻り縁

 床を決めたついでに建具関連を決めました。

 っていくらなんでも決める時間短すぎやろ。

 いやまぁ私色々見てましたけど。

 

 床はEIDAIで建具がLIXILとかは無理みたいで、床をLIXILで決めたら建具をLIXILで決めないといけないみたいです。

 ていうか世の中には廻り縁や巾木が色々あるのねえ。こだわる人は巾木をアルミにするとか入巾木(初めて知ったよ出巾木と入巾木なんて……)にするとからしいんですけど、我々のハウスメーカーなんか「じゃあ巾木どの色にしますー?」で終了ですよ(笑)

 ちなみに実家は入巾木だった。昔に作った家だった上にガチの大工が建てたからかなぁ。でもやっぱり床との接着面は傷んでる気がするので、出巾木のほうがいいんじゃないかなぁなどと素人考え。

 

 実は私、巾木が白だったり淡い色だったりするの気持ち悪いんです。

 これね、完成内覧会で気づきました。

 完成内覧会で、床が確か白めのフローリングで、クロスも白の家がありまして、巾木も白だったんですね。で、それは1階で、2階は巾木が暗い色だったの。

「うわ絶対巾木は暗い色にするわ」

 ってその時思いました。

 たぶん、巾木を目立たせないためにはクロスと同じ色にするほうがいいんでしょう。それとしなくても、床材と似た色にするのかもしれません。試しにフローリングと同じような色にしてある巾木を画像検索してみたいんですけど、なんかやっぱり受け入れられなかった……。

 そんなわけで、建具はLIXILになりました。仕様は以下の通り。

  • フローリング:ラシッサDフロア
    • メープルF
  • 扉:ラテオ
    • クリエモカ
  • 巾木:クリエモカ

 巾木、絶対目立つよなあ。クリエモカじゃなくてもう一段階明るい色にして、フローリングと近づけたほうがいいかなぁ。

  ところで廻り縁の話が出なかったんだけど勝手に決まったんかな。いいけど……。

 ダークカラーが好きなので、建具や家具は暗めの色を選択してます。それもあって、たとえクロスや天井が白めの色でも、窓が白くても、巾木にしろ窓枠(建具枠っていうの?)にしろ暗い色を選びます。あいやそもそも窓枠黒だな。外の窓枠が黒だったから。YKKは外と中の色が違うのを選べるんだけど、LIXILは外と中の色が一緒なんだって。

 これねぇ。クロスが白で窓枠が黒なの、今住んでいる賃貸と一緒なの!! どこまでついてくんだよ賃貸のカラーリング!!!(笑)

「後悔の無い家づくり」なんて無理じゃない?

 家を作る人はだいたいやることだと思うけど、例にもれず私もいろんな家づくりブログを読んでいます。有名どころとかブログ村のトップなんかだと世界が違いすぎて実感わきづらいので、ハウスメーカーでそこそここだわってる、みたいなのを読んでるかな。

 今読んでるのは、建築家物件で何から何までこだわって(でも流石に減額対象で泣きを見たりしてる)いるブログと、適当に決めてて「キッチンここまでこだわらない人初めて見た」ってハウスメーカーに言われた人のブログ読んでる。両極端すぎw

 

 よく聞くのが「一生に一度の高い買い物だから、後悔の無いように」なんていいますけど、夫もよくそう言いますが、ぶっちゃけ「そんなん無理じゃね?」っていつも思います。

 だって、その時はベストだと思った選択肢が、数年たって後悔ポイントになるかもしれないわけですよ。すんごいこだわった部分が使ってみたら不便だったとか、計画段階で燃えて引き渡された当初は萌えた部分が数日たって違和感が出てきたとか、多分出てくると思うんですよねぇ。変な話、こだわりまくった当人が宗教にはまっちゃってその色に染めなおしたくなるかもしれないんだし(ここで言う宗教とは、ガチの宗教だけではなく極端なミニマリストとか含む)。

 

 「こだわりまくって」っていうのが苦手です。

 嫌っていうか、人間、そんな力入れて完璧なんかそうそうできないっていうかさ。

 

 もしこだわりまくってさんざん考えて、でもやっぱり……ってなるとしんどいので、「後悔なんてして当たり前、後悔したらなんとかすればいい」ってのが持論です。

 その影響で、実は造り付けが苦手なんですよね。作りつけちゃうと後で変更がききづらいから。

 でも地震のためには造り付けのほうがいいっていう……。

 だから結構悩んだりしています。それで、キッチンは作りつけるのとカップボードだけにして、あとはどうとでもなるようにユニットシェルフを置いたりするんですね。シューズボックスも、ロッカー型を作りつけられるんなら別のものを施主支給しようかなーでも作りつけた方が地震の時には安全だよなーとか(まぁこれはロッカー型を回避できたので考えずに済むようになったけど)。

 

 そんなわけで、家ができた後も色々カスタマイズしていくと思います。